前回の記事
信じられないことに前回の投稿から1年以上が経過してしまった…
前回の記事を書いた昨年の7月以降、夏は暑いから、冬は寒いからとなかなか作業が進まず、4月以降は大学の研究室が離島の配属になりますます整備から遠のき…といった感じで気が付けば1年後の冬になっていた。
ちなみにCD125Tは一度は走行可能状態になったものの、充電電圧が高すぎる問題が一向に解決できず、ある日出先でレギュレーターが飛んで不動になってしまった。
その後もあれこれ条件を変えて電圧を正常に戻そうとしてみたが、なかなか上手くいかず、なんか疲れて廃車にして今は倉庫にしまってある。未来の自分に期待したい。
キャブレターをいいものに交換して、燃調を調整してどうにかあと頑張れば行けるはず…
という感じで、2022年もカブが完成しないまま終わってしまうことが今の時点で確定しているが、それでも前に進まなければいけない。
これを書いている今は車体は7割程度組み立て終わって、エンジンのボアアップもやって配線も12Vレギュレーター化して(半波整流のまま)、あとはキャブレターを付けてタイヤ周りをちょちょっとやれば完成!という状況である。
とはいえ前回の記事はパーツの塗装をしたところで終わっているので、その続きから書いていく…
まずはボディフレームにフロントフォークを取り付けたい。
その前にフロントサスペンションを新品に交換する。
こういう普通の車種では絶対に出ないであろうパーツが売っているのがスーパーカブの魅力である。しかも安い。
サスペンションアームは付いてこないのでそのまま続投。
中のカラーを出して清掃して再びグリスアップする。
スプリングやボルトだが、状態や取り付けた感じが良いものを選んで純正と混ぜて使った。
フォークスプリングは純正の方が作りもしっかりしており、まだヘタってもなさそうだったので純正を使用した。(多分…)
今回、レストアをするにあたってスーパーカブのパーツリストを探したのだが、この年式のものは希少価値が高くどれも1万円以上するような状態だったので安く手に入る比較的最近(90年代半ばくらい)のものを買って代用している。
ありがたいことに大体のパーツは1970年式と1995年式とで互換性がある。
ステムベアリングもその一つ。
ボールASSY. ステアリング 部品番号:53210-GS9-003
ちなみに上下で2つ使います。
グリスを塗る。下のレースはそのまま。
ここはあんまり強く締めすぎないらしい。
少しバイクっぽくなった。
センタースタンドも塗装する。
かなり綺麗になった。
諸々を取り付けてステアリングステムナットを締める。トルクは88N・m。
カブっぽい。
配線を通す。
続いて、リアウインカー
配線はリアフェンダーの裏を通ってそのままタンクに抜けていく、
結構通すのが難しい。
ここに出てくるので、非常にすっきりとした見た目になる。
続いて、キーを取り付ける。
行灯カブのキーは左のサイドカバーのところにある。
隣にあるのはキーを照らすライトで、ホーンボタンを押すと光るらしい。
とりあえず、今回はここまで。
次回はエンジンのボアアップをやっていく予定。
~つづく~