前回の投稿からかなり時間が空きました。
akiyuki2119067018.hatenablog.com
前回のエンジン塗装でめぼしい作業もほとんど終わり、もうただ残りを組み立てて走るしかありません。 今回で作業も終了です。
とりあえず、残りの細かい作業をしながら車体を再び元に戻していきます。
ウインカーも磨きます。
曇りや錆はある程度取れますが、メッキの下から浮き出た錆は取れません。
ピカールが一番やりやすいです。公式では推奨していませんが。
フロントスプロケットは純正の13丁から一つ上げて14丁へ。
50ccのままだと14丁が快適に乗れる限界かと思います。巡行と登坂、加速と最高速のバランスがちょうどよいです。

キタコ(KITACO) ドライブスプロケット(14T/420サイズ) NSR50/モンキー(MONKEY)/グロム(GROM)等 530-1010214
- 発売日: 2012/08/17
- メディア: Automotive
こんな具合。チェーンは今回再利用しました。
キャブレターも清掃します。
実はこのキャブレター、オーバーフローしています。
オーバーフローの原因として考えられるのは、油面の調整不良、フロートバルブの破損、フロートバルブの受けの部分の面が出ていない、フロートの浮力不足、くらいでしょうか。
まず、順当にフロートバルブの受けの部分の清掃と部品の交換をしてみましたが、多少マシになったものの、完治せず。おそらくバルブは機能しているはずなので、経年劣化によるフロートの浮力不足でしょう。
カブのフロートはすべて樹脂で出来ており手で曲げて油面調整をすることはできませんので、こういう場合は部品の交換しかありません。
今回のオーバーフローの特徴は非常に長い時間をかけて溢れてくる、ということでしょうか。駐車してから溢れてくるまでに5時間くらいかかるので、治ったのかの判断が非常にしにくいのです。これは気のせいかもしれませんが、フロートの不良の場合は溢れてくるまでの時間が長く、バルブの不良の場合は短いような気がしています。
停車後に燃料コックを閉めれば漏れてこないので、ずっとそれで対応したまま、これを書いている今もまだフロートを交換しておりません...また次回に...
後は仕上げの作業です。
こういうブログに写真を載せるとき、作業の前に「やってる風」の写真を撮るのですが、かなり適当にとりあえず写真だけ撮ることもあります。この上の写真なんか、サスペンションの裏表が逆です。今気が付きました。
そんなこんなでひとまず走れるようになりました。
見た目もかなり綺麗になりましたが、乗った具合もだいぶ良くなったと思います。
オイル交換、タイヤ交換だけでも乗り心地が改善するものですが、各部のグリスアップやボルトの締め直しに加えて、前後ホイールのベアリング交換などがかなり効いているのではないかと思います。
納車直後は黒煙のような白煙のような煙を吐いて、色んな所がうるさかったですがそれもかなり改善しました。非常に歯切れのよい音でアイドリングも安定しています。
最後にレッグシールドをつけて完成。
前回塗装したエンジン部。
1987年製、今から30年以上前のカブとは思えないくらい綺麗です。
これで納車整備は終わりです。この調子ならもうしばらくは大きな修理などしなくても乗り続けられると思います。目指せ現役50年!!
~完~