前回の続き。
akiyuki2119067018.hatenablog.com
ここまで解体したYB-1、清掃し各部を磨いたりしながら再び組み立てていく。
毎回やっているが、錆を止めるためにまずは錆転換剤を各部に塗っていく。
フェンダー裏はよく錆びるので入念に。
乾かした後、錆とメッキのくすみを落とす。
ヘッドライトも。
before.
affter.
前回外したエンジン。
排気ポートからピストンがよく見える。
これは.......傷...?
.....見なかったことにしよう...
キャブレターは右のクランクケースを開けたところにある。キャブレターの下あるのはオイルポンプ。
2ストエンジンはガソリンとオイルをキャブレターで混合させるので、4ストのキャブに比べてやたらチューブが多い。
キャブレターを外すには、シリンダーの付け根の近くにある穴からクランクケース内部にあるボルトを緩める。場所と穴の狭さからマイナスドライバーで外すのが現実的かと思う。
ボルトを緩めた後、ワイヤーやチューブを外してキャブレターを左右にグリグリ動かしながら引く抜くようにするとキャブレターが外れる。
白いプラスチックの部分が燃焼室へとつながっている。その上が前述のボルト。
やっぱり2ストと4ストは構造が全く異なると整備してみて改めて実感した。
動画は吸気ポートから見えるローターリーディスクバルブの動き。
ロータリーディスクはBBQで出てくるカボチャの輪切りによく似た部品。
キャブレターを開けた図。
今回、内部がかなり綺麗だったので清掃は簡単に済ませた。
フロート室の中心を貫通しているネジを外すとキャブレターが分割できる。
円柱上の黒い部品がフロート。メインジェットの斜め右下の部品がフロートバルブ。受けの部品と一体となっており、単体で取り外すことはできない。
エンジンの泥汚れを落とした後、再びフレームに乗せる。
ブレーキペダル等、清掃しながら組み立てていく。
リアサスは少し磨いたらかなり綺麗になった。
内部がドロドロに汚れた問題のマフラー、少しゆすっただけで写真のような泥と錆の混ざったような汚れが山ほど出てきた。
詰まり気味だったので焼いてみることにする。
前後からバーナーを突っ込んでしばらくすると、内部からパチパチと音がし始め、青白い煙がモクモクと出てきた。
焼けて乾燥したオイル達。
徹底的に内部のオイルを焼いてしまいたいところだが、あまりやると消防車が来そうなのである程度内部が乾燥したところでやめた。
仕上げに錆防止のため、耐熱クリアを吹く。
耐熱塗料は塗装後、180~200℃で30分程度の焼き入れが必要だが、今回はマフラーの熱で十分だろう。塗料はさびやすい裏側にだけ、やや薄めに塗った。
塗料が乾いたら車体に取り付けていく。
ガスケットは今回再利用したが、できれば変えたほうが良い。
ガスケットの部品番号は
エキゾースト側が 3MT-14613-00 (¥286)
マフラー側が 3NA-14714-01 (¥1023) である。
毎回思うが、組み立て作業に関してはあまり書くことがない。
ひとまずエンジン、マフラー、スイングアーム、リアフェンダーくらいを付けて今回は終わり。
残りの作業については
キャブレター取り付け→エンジン始動確認→ 後輪タイヤ交換、装着→前タイヤ交換、フロントフェンダー清掃→残りの部品取り付け→完成
といった感じになると思う。
~つづく~