こんにちは。
前回の続きです。
akiyuki2119067018.hatenablog.com
今回はタイヤを交換していきます。
車輪を外した後、空気を抜き、古いタイヤを外します。
リムの裏が錆びていますが、このまま放っておくとパンクの原因になるので
金ブラシで削ります。
このくらいになればOK。
リムバンドをつけて
チューブとタイヤを組みます。
フロントタイヤも同じ要領で交換。
↓チューブ

BRIDGESTONE(ブリヂストン)バイクタイヤチューブ 2.25.2.50-17 バルブ形状:TR4 リム径:17インチ MCSC9001 二輪 オートバイ用
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↓個人的に気に入ってるタイヤ。

MICHELIN(ミシュラン)バイクタイヤ M35 前後輪共用 2.25-17 38P REINF チューブタイプ(TT) 869590 二輪 オートバイ用
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このカブのタイヤサイズは前後共に「2.25-17」でした。
50ccより排気量の大きいモデルはリアのタイヤサイズが「2.5-17」だったりするので交換前に要確認。

BRIDGESTONE(ブリヂストン)バイクタイヤ STANDARD G556 リア 2.50-17 38L チューブタイプ(WT) MCS00365 二輪 オートバイ用
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ここからが今回の本題です。
なんとこの車両、ホイールベアリングがボロボロに錆びています...
上の画像のような感じで前後タイヤの各2つとリアスプロケットの取り付け部の1つ、計5つとも全部錆びていました。
指でグリグリやっても全く動きません。
このままではベアリングが破損したり、それによって走行中にタイヤがロックしてしまいかねないということで全部交換します。
まずはリアスプロケットの所から。
再利用する予定は無いので後ろからハンマーの柄を当てて叩きました。
外れました。錆びてボロボロ。
ベアリングは共通の規格品なのでホンダの純正部品でなくても型番が同じなら使用できます。純正部品だから特別頑丈だとかそういう事もありません。
ちなみにベアリングも色々と種類があります。
これらの違いは主にベアリングのボールをどうやって保護しているかという違いで、防水、防塵性や回転時の抵抗に差が出ます。
今回の1987年式のスーパーカブはすべて金属シールドの「zz」という形式のものが使われていました。
この金属シールドのベアリングは安価ですが、水に弱く今回のようにボロボロに中が錆びてしまうのでタイヤのハブ部分にはあまり向かないと思います。
スーパーカブでも年式によっては合成ゴムシールの「LLU」型が使われているようです。
リアスプロケットユニットにあるベアリングは「6203」という型番です。
急いでいたのでここだけ金属シールドのものを買いましたが、できれば合成ゴムのものがいいと思います。
ベアリングといえば何となくハンマーで叩いて入れるイメージがありますが、相当慣れていないと使用するまえからベアリングがガタガタになったり歪んだりします。
専用工具を使うのがいいと思いますが、滅多に使わない割に高いです・・・
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ホームセンターで買えるボルトとワッシャーを使えば、原理的には同じものが作れます。価格も200円くらいです。
軽くハンマーで叩いて位置を合わせてから、
ボルトとワッシャーで挟みます。
ベアリングとワッシャーのサイズがピッタリでした。
ワッシャーのサイズをベアリングより大きくすれば面一に、ベアリング以下にすれば奥まで圧入できますね。
裏はこんな感じ。
後はゆっくりとボルトを締めていくだけ。
綺麗にベアリングを圧入できました。
ここは上からオイルシールが入るのでその分奥まで圧入します。
↓これ。
続いて、前後タイヤのベアリング。
車軸の筒の両側にベアリングが差し込まれていて真ん中にカラーが入っています。
それぞれに仕切りが設けられているので片側のベアリングを叩いても、もう片側のベアリングは出てきません。
なので専用器具でベアリングを内側から固定し引き抜くか、中のカラーをずらして棒か何かを当てて叩いて出す事になります。
コンクリートアンカーで代用するという手もあるようですが今回は叩いて出すことにしました。
ホイールベアリングにはNTNの「LLU」型のベアリングを買いました。
開放型や金属シールド型に比べて若干摩擦による抵抗が大きいですが防水、防塵性に優れます。
ちなみに前輪が「6300」、後輪が「6301」です。
↓前輪用。
↓後輪用。
こんな感じでボルトにベアリングを通して
こう。
こんな感じ。リアは面一で入れます。
ここにはOリングがあります。
↓これ。
フロントも同様に。
リアよりベアリングの内径が細いのでそれに合わせてボルトも変えました。
フロントにはオイルシールがあります。
↓これ。
ついでに前輪ブレーキも清掃します。

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ここにもオイルシールがあります。
↓これ。
古いグリスを落として塗りなおしました。
走行距離4500kmということもあってブレーキシューは再利用することにしました。
今回はここまで。
一応、交換した部品のまとめです。
前輪ベアリング 「6300」×2
後輪ベアリング 「6301」×2
リアスプロケ部のベアリング 「6203」×1
後輪Oリング 「40.5×3」×1
前輪ブレーキ部オイルシール「47×60×7」×1
前輪ホイール部オイルシール「21×35×7」×1
今回行ったベアリング交換の方法は正規のやり方ではありません。できれば専用工具を買って行うか、バイク屋さんに頼んでやってもらうのが良いです。
前後合わせて1万円前後でやってもらえます。
~つづく~