こんにちは。
4000円で買ったタウンメイトに乗り始めてから早一年。
もう「カブ」と間違われることにもすっかり慣れ、最近は「ヤマハのカブです」などという意味不明な紹介の仕方をしています。
そういう事もあってメイトに乗っていると必然的にスーパーカブの話題になることが多いのですが、今まで乗ったことはおろか、まともに触ったことすらありません。
「近いうちに一度は乗ってみたい」と毎日のように考えていたそんな中、知り合いの方がスーパーカブを購入されました。
1987年式、今年で32年落ちの”旧車”ですが外装はピカピカ、欠品や破損も特に無く、そしてなんと走行距離4500kmとかなりの良個体です。
これはネットオークションで現状販売されていた車体なので清掃や整備はされていません。初めからエンジンこそかかりましたがしばらくはマフラーから黒煙や白煙を吹いていました。また、キャブレターから若干ガソリンが漏れていました。
その他にもバッテリーやタイヤなど交換が必要な部品が多く、バイク屋に丸投げすると結構な費用が掛かるだろうということもあって、整備を申し出、自宅に引き取ってきました。
今回はこの車体の整備をしていきます。
整備項目としては
車体清掃
キャブレターオーバーホール
オイル交換
各部のサビ落とし&サビ止め
タイヤ交換
スプロケ交換
その他悪い部品があれば交換
という感じでやる予定です。
塗装の状態がかなり良いのでボディーの塗り直しはナシで、また雨天でもサビを心配せずに走れるようフェンダー裏などに十分な防錆処理をしたいと思います。
ということで早速作業開始。
まずは車体を掃除したいのでとりあえず分解していきます。
前オーナーが頻繁に未舗装道を走る人だったのか、車体下部が全体的に砂まみれです。
燃料タンク。
エンジンも降ろしました。
このくらいまで分解したら、
水で洗います。
きれいになりました。
1時間くらい野外で干します。
車体が十分に乾いたらこれを塗ります。
錆を防錆被膜に変える薬品です。

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リアフェンダー裏は間違いなく錆びるので全体に満遍なく塗ります。
塗った後。
タンク裏。ここもよく錆びているので塗ります。
フロントのここにも。
塗装面に浮いてきた小さな錆にも1つ1つ丁寧に塗ります。
チェーンカバー。
錆びているのでここにも塗ります。
この薬品は塗った後にサビの部分が黒く変色するらしいのですが、車体部分やペダル類の鉄部は何故かあまり変色しませんでした。
しかし、このチェーンカバーだけは何故かめちゃくちゃ黒くなります。目立つ部分に塗ると台無しになるので注意。
サビサビのマフラーも
サビを削って
耐熱クリアーを吹きました。
耐熱スプレーは乾燥させた後、熱を加えて焼き入れをする必要があります。
200℃で30分とか180℃で1時間など、製品によってまちまちですが、この作業が結構難しい。というか個人がエンジン熱以外の熱でやるのは無理に近いように思います。
今回はマフラーなので走り回っているうちにたぶん焼き入れできるはず・・・
これでしばらくは大丈夫そう。
シフトペダルも
錆を削ってクリアを吹きます。
今回はここまで。
次回以降は、キャブ清掃やタイヤ交換をします。
~つづく~