先月、レストアしたタウンメイト。
あれから休み日の度に乗ってます。
乗れば乗るほど調子が上がってくる感じです。
原付バイクっていいですね。50ccでも人間1人運ぶのには充分ですし税金も、燃料費も安い。自動車2回分の給油料金で原付バイクは2年間維持できます。貧乏学生が持つにはちょうどいいです。
今回は、思い付きで島根半島の方へ行ってきました。
この日はあの逆走台風12号が中国地方へ上陸していましたので、「台風など恐れるに足らん。ちょっと田んぼの様子を見てくる。」とフラグを立てられるだけ立ててから家を出ました。
が、
めちゃくちゃいい天気でした。
山陰地方ってたまにこういうことあります。
台風が山陽経由で来るとこんな感じです。中国山地がブロックしてるんですかね。
ひとまず、前から気になっていた美保神社が目的地です。
今回も一人で行きます....
走ること30分、境港に到着。漁船がかっこいい。
「美保神社」という標識を頼りに走っていくと小さな漁港に着きました。
懐かしい「夏」に再び会ったような気分です。落ち着いていてとてもいい場所です。
美保神社です。歴史は大変古く、8世紀に編集された「出雲風土記」にも登場します。
出雲神話の神、事代主神(コトシロヌシ)を祀っており、えびすの総本宮だそうです。商売繁盛の神徳のほか漁業、海運の神として信仰を集めています。
江戸時代、海運業をしていた私の先祖も、航海の度にここへ参拝して無事を祈ったことでしょう。
国譲り神話の中で出雲の国を譲るべきかと大国主神(オオクニヌシ)に問われた事代主神は委譲するべきだと答え、ここ美保の海中に青柴垣を作り天逆手(あめのむかえで)を打ってその中へお隠れになったとされています。
ちなみにその天逆手は今の一本締めや三本締めの起源だそうです。
「ここには何か神聖なものがいる。」と私の家族を含め訪れた人の多くがそう言いますが今回、私もそう思いました。威厳というか畏れ多さというか、そういう何かを感じる場所です。
古い町並みも残ってます。宿もあります。
その次に行ったのは美保関灯台。
山陰最古の石造り灯台で1898年にフランス人の指導のもと建設されました。
場所はというとここ。
良い眺めです。
日が暮れて来たのでこの辺りで折り返し、帰りは行きと少し違う道で帰ります。
道の駅、本庄。弁慶生誕の地らしい。
キリストの墓が青森県にあるそうですが、こういう偉人の生誕の地や墓って複数あったりしますよね。
キャブレターの加速ポンプを修理してからどうも様子がおかしいです。連続で10km程度走ると燃調が薄い症状が出て、エンジンのパワーが下がってしまいます。チョークを引くと暫くは戻るんですが、いよいよダメだとエンスト...
キャブレターの中のガソリンが足りなくなってるのか?それとも熱ダレか?
そうこうしてると道を間違えた。
この橋はかの有名な江島大橋。通称「ベタ踏み坂」と呼ばれます。数年前には軽自動車のCMにも登場していました。
いまさら引き返せないので通ります。
50ccバイクvsベタ踏み坂。
登れるかかなり心配です。エンジンをしばらく休ませて、ついでに写真も撮って準備をします。
原付バイクの制限速度は30km/hですがそんなこと言ってたら途中でエンストして後続車に轢かれてしまうのでとにかく勢いをつけて、スロットル全開で突入。ギアは勿論2速。
35km/hで坂に差し掛かりました。
意外にもメーターの針はぐいぐい数値を上げていきます。流石5馬力。余裕じゃんと思ったその時、坂のちょうど半分くらいの位置で例の燃調薄い症状が出始め、針が戻っていく...
ヤバいと思ってチョークを全開に引くとエンジンは「ブイーーン!」とパワーを取り戻しそのままなんとか登り切りました。
まだ桝水高原の方がキツかったかな。
ただ、その後はエンジンが疲れ果てたのかエンストしまくりで大変でした。
まぁそんな訳で今回、100km以上走ってみましたが特に故障もなく、安全に帰って来れました。
ただ、15年外放置だったタイヤがいつ爆発するか分からないので早急に交換したいと思います。ついでに塗装もしたいです。
~ 完~